japan2020 人工知能と日本再考→再興

不易流行---変わらない真理と変わるトレンド

人がすべて→マックとスタバの物語り

久しぶりにマックに行った。トレンドから外れてしまった店という感触だ。 マックでのバイトがステイタスだった時代があった。大学生の憧れのバイトだった。それが今では冴えないバイトになってしまった。 スタバが日本で多店舗展開をする際、マックの優秀な…

スマホ時代のインテリジェンスの磨き方

電車の乗客の時間の過ごし方を見ると、時代が変わったことを感じる。以前であれば、本や新聞、マンガを読む、オシャベリを楽しむといったことが主流だった。でも、今ではスマホをいじっている人が圧倒的に多い。 スマホは本当に便利だと思う。LineなどのSNS…

能動的なB2Bで行こう←日本サバイバル戦略

以前、日本企業の生きる道として、B2Bが一つの答えになるのではないか、との提案をした。 この点について、誤解が生じると困るので、補足的に説明したい。何を気にしているかというと、中小企業における下請けもB2Bに相当することだ。 確かに下請けも系列の…

武器としてのデータ分析→RとPython

瀧本哲史氏の「僕は君たちに武器を配りたい」は刺激的なタイトルで面白い本だ。しかし、彼が武器とする決断思考や交渉思考が一般的な武器になりえるかというと、正直、疑問だ。 ここいらへんの議論は、誤解を招きやすいので、じっくり進めていこう。 まず、…

文系こそデータ分析を活用すべきだ

会社としてメーカーを考えた場合、大きく製造と販売に分かれる。製造は主に理系が、販売(営業)は主に文系が担当する場合が多い。 理系の人は大学での実験データの取り扱いから始まって、データ分析には慣れたものだろう。一方、文系の人はどうかというと、…

日本の企業の生きる道→長所で勝負

日本の企業のレベルは高い。その高さが災いして、海外で商品を売る場合、オーバースペックになってしまうことが、よくある。つまり、現地の市場価格としては高価格になり過ぎてしまう。 この現状を踏まえて、「じゃ、どうすれば良いか?」という話。答えは、…

AIはタイムマシン---グーグルのアルファ碁とイセドル九段との対局を見て感じたこと

グーグルの子会社が開発したアルファ碁が超一流プロを破った。こんなに早く囲碁で人間がコンピュータに負ける日が来るとは思わなかった。 本日、第四局が終了し、イセドル九段が三連敗の後、一矢を報いた。一勝を挙げたことで少しホッとしている。 アルファ…

【自動運転】リスク・ゼロを追い求めない---ルンバが日本で誕生しなかった理由

自動掃除機のルンバのメーカーは、地雷除去などを手掛ける軍事関連会社だ。地雷除去の技術等を活用した技術だが、自動掃除機レベルであれば、日本の家電メーカーも十分、作ることが可能だった。 だけど、ルンバは日本では誕生しなかった。なぜか。それは仮に…

ツバメとヒトの違いは何か?---しっくりこない疑問

いつも読ませてもらっているブログにツバメの記事が載っていた。ツバメの巣作りを見たが、親ツバメが子ツバメを上手く育てられていないらしい。心優しきブローガーは手助けをしようかとも考えたが、グッと我慢して自然の摂理に任せることにした。というスト…

「ドラえもん問題」って知ってる?

「ドラえもん問題」って知ってる? 2013年、麻布中学校の理科の入試問題なんだけど、以下のような問題だ。 『99年後に誕生する予定のネコ型ロボット「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか…

【日本の未来】「ナポレオンの村」をチョイ見して想うこと

「ナポレオンの村」は、TBSの日曜劇場でやっているドラマ。限界集落を救った主人公を描いたディズニー映画のような物語らしい。 この手の物語は、ドラマ的にはハッピーエンドで番組が終われば良いから単純だ。でも、世の中は、終わりを前提としておらず、永…

【自動運転】赤旗法って知ってる?(歴史に学ぼう)

赤旗法って、知ってる? 僕は最初、その言葉を聞いたとき、共産党の機関紙(赤旗)からの連想で思想統制の話かと勝手に思った。 赤旗法は、19世紀後半にイギリスで施行された法律。自動車が安全か不安だったので、自動車の前に赤旗を持った人を歩かせて、安…

【自動運転】懐かしい未来へ進もう!

資源に乏しい日本は、自動車産業に雇用等を大きく依存している。 自動車関連雇用 : 548万人 (8.8%) *国内就業人口中の割合<2011年>製造品出荷額 : 47兆2962億円 (16.4%) *全製造業中の割合<2010年>データ出展 一般社団法人 日本自動車工業会 そ…

【安保法制】要は、米国と手を結んで、中国の脅威に備えましょうということ

安保法制が憲法違反か否かの議論が盛んだ。憲法学者ではないので、学説的な議論には興味がない。 いまの日本を取り巻く状況を考えたとき、安保法制は米国と手を結んで、中国の脅威に備えようという意味だと考えている。 地政学的に見れば、物理的に近い中国…

自動運転は電気自動車より簡単!

電気自動車がガソリン車よりも優位に立つためには、価格や走行距離、充電などクリアすべき課題が多い。だから、2010年末に鳴り物入りで登場した日産リーフも苦戦している。 電気自動車の製造コストの約半分は、電池が占めている。そして、課題の解決には電池…

自動運転はインターネットと同様のインパクトを持っている

「インターネットによってカタチの無い資産であるデータが自由に行き交う」 自動運転はインターネットと同様のインパクトを持っている。 つまり、最初の文と同じ構造でメッセージを書けば次のようになる。 「自動運転によってカタチの有る資産であるモノやヒ…

日本は戦争なんて絶対しない!

安保法制に関連して「戦争を起こすつもりか」的な議論をする人たちがいる。「戦前と似てきた」というコメントを発表する人もいる。 でもね、今の日本は絶対に戦争なんて起こせない。世界価値観調査によれば「戦争が起きた時に、国のために戦えますか?」とい…

ソニーが自動運転に乗り出しても良い

ソニーは昨年10月、車載センサーを発表した。カメラによる技術蓄積があるのだから、当然の戦略だと思う。 個人的には、もっと踏み込んで、ソニーが自動運転に乗り出しても良いと考えている。何せ、世界で一番、自動運転に近いのはグーグルで、自動車メーカー…

センサーの進歩がマシンに新たな意義を与える

自動運転に欠かせないのが、センサーだ。センサーは人間の五感に相当する。 人間は情報の約8割を眼から得ていると言われている。生物がカンブリア爆発を起こしたのは、眼の誕生によるものだとする説がある。自動運転のセンサーも人間の眼に相当すると言って…

【自動運転】リニアや半導体の二の舞はゴメンだ!

自動運転は、なるべく早期に実現し、グローバル市場を意識すべきだ。 リニアカーなんて、今から50年以上前、1962年から研究を開発しているのに、未だに日本では実用化されていない。研究者としては、完成度の高いものを世に出したいと考えているのだろうけど…

日本人最大の弱点は《情》

最初に断っておくけど、これは「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のキャッチコピー「人類最大の弱点は《愛》」のパクリだ。 昔ならイザ知らず、いまの日本においては、老人=弱者という考え方は成り立たない。世代間闘争を煽る気持ちはないが、若者…

日本のお金の使い方は間違っているんじゃないか?

日本のお金の使い方は間違っているんじゃないか?と思うことがある。 例えば、延命治療。最新の医療機器を用いた延命治療には通常の風邪を治すのと異なるレベルの医療費がかかる。おまけに延命治療なのだから、医学的に生きている時間は伸びるかもしれないが…

自動運転は日本に向いている

自動運転は、日本および日本人に向いている。その理由を物理的な面、精神的な面に分けて話してみたい。 まず、物理的な面。 日本はアメリカほどは広くない。 アメリカの国土は広く、そのため、原則として法律も認可も州単位だ。つまり、自動運転が認められな…

【自動運転】とにかく、やってみようゼ!

自動運転については、Googleが先行している。そして、ドイツ車メーカーを筆頭にヨーロッパ勢も頑張っている。 日本勢は、もっともっと積極的に自動運転の実験をすべきだ。自動ブレーキやパーキング・アシストは既に実用段階だ。 まず、実験すべきは、高速道…

自動運転を見据えれば、電気自動車が主流となる!

現在の主流は、ガソリン車。これが電気自動車に取って代わるのか、それともハイブリッド車か、はたまた水素エンジン車か。興味深い問題だ。 個人的には、電気自動車が主流になると考える。理由はコンピュータを最大限に活用する自動運転との相性の良さだ。 …

自動運転→目指すべきは、高速でのドライバー代替だ!

自動運転のレベルについては、米国運輸省道路交通安全局 (NHTSA) が以下のように定義している。 【レベル1:個別支援】 ドライバーのサポート機能。ACC(アダプティブクルーズコントロール)や駐車支援が相当。 【レベル2:半自動運転】 ドライバーに代わ…

移民問題--シンガポールに学べ

労働力不足を解消するため、移民を受け入れようとする考え方がある。 しかし、安易な移民受け入れは、日本の良さを消してしまうことになる。 国家も企業も人間も、原則として強みで勝負すべきだ。日本の国家としての強みは何かと考えたときに、真っ先に思い…

グローバル化の経済的意味

【ポイント】 グローバル化は先進国ではデフレ、発展途上国ではインフレを引き起こす。 (解説) グローバル化が話題になる。グローバル化の経済的な意味を考えてみよう。 一般的に言って、先進国と発展途上国を比べた場合、物価は先進国の方が発展途上国よ…

平和な時代が格差を拡大する

格差拡大が話題になっている。ピケティの「21世紀の資本」が格差議論を加速させているのだろう。でも、考えてみると平和な時代には格差は当然のように拡大するものだと思う。 簡単な例で考えてみよう。(以下、税金等は考えない。) Aさん、Bさんの年収を400…

社会保障の充実が結果的に少子化に結び付く

日本の最大の課題は少子化だ。そして、社会保障の充実が少子化を後押ししている面がある。 昔は子供の数が多かった。子供が多いと良いことがあった。子供は貴重な労働力だった。同時に見逃せないのが、子供が老後の生活を支える社会保障の役割を担(にな)っ…