japan2020 人工知能と日本再考→再興

不易流行---変わらない真理と変わるトレンド

移民問題--シンガポールに学べ

 労働力不足を解消するため、移民を受け入れようとする考え方がある。

 しかし、安易な移民受け入れは、日本の良さを消してしまうことになる。

 国家も企業も人間も、原則として強みで勝負すべきだ。日本の国家としての強みは何かと考えたときに、真っ先に思い浮かぶのが、安全さだ。もちろん、以前よりは安全さが低下しているかもしれない。しかし、日本の国家規模を考えた場合、やはり安全な国家ということが出来よう。

 移民を安易に受け入れた場合、この日本の良さである安全さにマイナスの影響を及ぼす可能性が大きい。この移民問題を考えた場合、シンガポールが参考になると思う。

 シンガポールでは単純労働は、一時的な入国しか認めていない。期間を限定して受け入れているのだ。一方、国家として価値がある人材については門戸を広げている。このメリハリが、とても重要だ。

 移民を完全に否定しないが、移民政策についてはシンガポールのような限定的な運用が日本の良さを無くさない点から、とても重要だ。