japan2020 人工知能と日本再考→再興

不易流行---変わらない真理と変わるトレンド

スマホ時代のインテリジェンスの磨き方

 電車の乗客の時間の過ごし方を見ると、時代が変わったことを感じる。以前であれば、本や新聞、マンガを読む、オシャベリを楽しむといったことが主流だった。でも、今ではスマホをいじっている人が圧倒的に多い。

 スマホは本当に便利だと思う。LineなどのSNS、ゲームを楽しむのも良いだろう。でも、知らない単語に出会ったり、ふと疑問が生じたときは、以下の方法でインテリジェンスを磨いてほしい。

1.まずは、あてずっぽうで単語の意味や疑問への答えを考えてほしい。つまり、こういう意味じゃないか、または、答えはこんなことじゃないかって、間違っていても良いので、ひとまず考えてみよう。その際、なぜ、そう考えたのか、理由まで説明できれば素晴らしい。

2.ここが、本丸だが、ググってみよう。まずは定評のあるサイト、例えばWikipediaみたいなサイトが良いけど、かならず、複数のサイトを見てウラ取りをしよう。いろいろトライしてみると、自分にとって、しっくりくる解説が載っているサイトが見つかるだろう。英語のサイトまで活用できると本当に良い。

3.最後に、最初のあてずっぽうとの差異を検証しよう。できれば、差異が生じた理由まで分析できれば最高だ。最初に、どうして、そう考えるのか、あてずっぽうの理由を考えておくと、差異が生じた理由を考えやすい。

 以上のステップを繰り返すことで、あてずっぽうで正解を導ける確率が飛躍的に高まることと思う。こんなことは今までは出来なかった。スマホのおかげで、外出先であろうが、どこであろうが、インテリジェンスを磨く方法を実現できる世の中になった。

 最後に一つ、注意を付け加えると、情報へのアクセスが容易になったので、知識に対する価値は昔に比べて下がってきている。しかし、上のステップを繰り返すことは、知識量を豊富にするだけでなく、未知のことがらに対する対応能力を上げる意味で、非常に価値がある。つまり、どうすれば、あてずっぽうで正しい答えに近づけるかを訓練することができる。

 ぜひ、実践してもらえると嬉しい。