japan2020 人工知能と日本再考→再興

不易流行---変わらない真理と変わるトレンド

【安保法制】要は、米国と手を結んで、中国の脅威に備えましょうということ

 安保法制が憲法違反か否かの議論が盛んだ。憲法学者ではないので、学説的な議論には興味がない。

 いまの日本を取り巻く状況を考えたとき、安保法制は米国と手を結んで、中国の脅威に備えようという意味だと考えている。

 地政学的に見れば、物理的に近い中国と友好関係を維持できれば良いと考えている。しかし、中国は共産党の正当性を国民に示すため、共産党は日本との戦いに勝利し、国民を解放したという立場を堅持するだろう。すなわち、中国にとって日本は基本的に敵国だ。そして、中国の脅威は近年、増してきている。

 もし、中国から日本の領有権を脅かすような事態、たとえば、尖閣諸島をめぐる問題が発生した場合、自動的に米国が助けてくれるようなことはないだろう。

 もちろん、安保法制が国会で承認されたからと言って、そのことイコール、米国による日本の安全保障になんてことにはならない。しかし、米国との関係強化は日本が国際社会で生き残る上で、大切なことだと考える。