自動運転→目指すべきは、高速でのドライバー代替だ!
自動運転のレベルについては、米国運輸省道路交通安全局 (NHTSA) が以下のように定義している。
【レベル1:個別支援】
ドライバーのサポート機能。ACC(アダプティブクルーズコントロール)や駐車支援が相当。
【レベル2:半自動運転】
ドライバーに代わって一時的に運転を行う。ステアリングアシスト付きアダプティブクルーズコントロールが相当。
【レベル3:限定的自動運転】
基本的に、ドライバーは運転から解放されるが、緊急時等には対応が必要。
【レベル4:完全自動運転】
ドライバーは完全に不要となる。
現在、レベル1、2は、技術的にほぼクリアしていると言っても良いだろう。我々が目指すべきは、レベル3。もっと具体的に言えば、高速道路におけるドライバーの代替だろう。
つまり、高速道路は自動運転を行い、市街地はドライバーが運転する仕組みだ。市街地から高速道路に入った後は自動運転を実施し、高速道路から市街地に降りた後はドライバーによる運転を実施するのだ。
このレベルであれば、技術的には十分、クリアし得ると言えよう。逆に言えば、市街地での自動運転を実現するレベルは、非常に高いと考える。
しかし、自動車専用道路である高速道路のみでの自動運転であれば、実現可能性は非常に高くなる。もちろん、法的、心情的な問題は残るが、現実を踏まえ、実現可能な道筋を考えながら、一歩一歩、進むべきだと考える。