japan2020 人工知能と日本再考→再興

不易流行---変わらない真理と変わるトレンド

グーグルカーに負けるな!

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 グーグルカーが実用に向けて、実験を重ねている。

 市街地での走行距離は70万キロを超えている。これは年間1万キロ運転するとして70年分に相当する。つまり、生涯での運転距離を超えたことになる。そして、その間、自動運転による事故はゼロ。(人間によるマニュアル運転中の事故はあった。)

 おまけに、最近ではハンドルもブレーキも付いていない、本当に自動化した車に一般の人が試乗する映像も公開されている。

 ひるがえって、日本を見てみると、一部、公道での実験も開始されたようだが、グーグルには大きく遅れをとっているのが現状だ。

 家電が一時の輝きを失いつつあり、日本の産業は自動車産業一本足打法状態が続いている。現状の自動車産業は成熟しつつあり、電気自動車や水素自動車といったガソリン以外をエネルギーとする自動車の研究分野はあるにしても、やはりグーグルが目指しているように自動運転に大きなフロンティアがある状態だ。

 自動運転車の開発は、官民挙げて、オールジャパンで取り組む必要があるだろう。そして、その姿を2020年に予定されている東京オリンピックの際に世界にアピールすべきであると考える。