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クルマメーカーとグーグルは共存共栄できる?【クルマのミライ2】

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 グーグルが自動運転のサービスを提供するためには、当然、クルマが必要となる。
 つまり、自動運転における「ハード」をクルマメーカーが提供し、「ソフト」をグーグルが提供するというカタチでの「共存共栄」を図ることも可能である。


 しかし、その場合、「ハード」と「ソフト」、どちらが希少かがポイントになる。自動運転の「ソフト」を提供できるのは、現状、グーグルが最有力で、提供力を有する会社は極めて少ない。もちろん、一方、「ハード」であるクルマを提供できるクルマメーカーは数多い。
 グーグルはクルマ作りに必要な工場もノウハウも持たないし、そもそもモノ作りに興味はないだろう。だから、グーグルにとってもハードを提供してくれるクルマメーカーは貴重だ。しかし、クルマメーカーにとって、ハードを提供できるライバルが多いことを念頭に置く必要がある。

 

 なお、「ソフト」を提供できる可能性のある日本の会社としてゼットエムピー(ZMP)を挙げておきたい。同社については、また別の機会に述べることとする。