japan2020 人工知能と日本再考→再興

不易流行---変わらない真理と変わるトレンド

カリフォルニア州はAIカーのメッカになる

f:id:japan2020:20140701205444j:plain写真はネバダ州での公道試験走行用のナンバープレート

 カリフォルニア州は2014年9月からAIカーに免許を付与する。免許の申請は今月(2014年7月)からだ。

 免許の費用はわずか150ドル、つまり、日本円で1万5千円だ。これで、AIカー10台とテストドライバー20名までが対象となる。

 AIカーやテストドライバーを増やしたければ、50ドル(5千円)を加算的に支払うことで、追加的にAIカー10台、テストドライバー20名までが加算できる。つまり、もし、AIカー100台、テストドライバー200名の大規模テスト体制としたいのならば、初期投資150ドルに加え、追加的に50ドルを9セット分、支払えば良いので、600ドル(6万円)で大規模テストの免許が取得できる。

 もちろん、安全を確保するために、テストドライバーの条件はあるし、万が一、事故を起こしたときに備えて、500万ドル(5億円)以上の保険を義務付けたりと付帯的な条件は多々ある。

 しかし、それにしても免許の価格は「激安」だ。カリフォルニア州がAIカーに本気で取り組もうとしている分りやすい象徴的な事例と言って良いだろう。

 21世紀中頃、カリフォルニアが「AIカー」を武器にして、自動車産業のメッカになっていても不思議ではない。