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AIカーはセンサーの目を持つ

 

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 ハード的に、AIカーの目はセンサーである。

 センサーの種類は、ライダーやレーダー、カメラなどがある。グーグルカーをモデルに説明しよう。

 まず、特徴的なのが、自動車のルーフ部分に取り付けられたライダーである。ライダーは全方位、360度回転しているので、自動車の周りの状況がザックリと把握できる。ライダーの良い点はクルマの周り、全方位の3D地図を作成できることだ。

 次に、走行する上で、最も重要は前方に対する視覚としてミリ波レーダーを搭載している。ミリ波レーダーはライダーに比べ、天候の影響を受けにくく、遠方の状況が把握できる長所がある。

 その他、可視光カメラや赤外線レーダーなどにより周りの状況を把握する。ただし、可視光カメラや赤外線レーダーの価格は他のセンサーに比べれば低く、使い勝手も悪くはないが、夜間や悪天候時に周りの状況を把握しにくいという弱点がある。

 そして、センサーから集められたデータを収集・加工することで、3D地図を作成することになる。これがセンサー・フュージョンだ。