暗視装置はレーダーの補完
レーダーの補完的な役割だと思うが、現在の暗視装置について概説しよう。
暗視装置は近赤外線を使うものと、遠赤外線を使うものに大別される。
(上の写真および図はトヨタのナイトビュー)
近赤外線を使うものの代表が、トヨタのナイトビューシステムだ。「アクティブ式暗視装置」と呼ばれる。ヘッドライトから近赤外線を照射し、その反射をカメラで捉えている。
(上の写真はホンダのインテリジェント・ナイトビジョンシステム)
一方、遠赤外線を使うのが、ホンダのインテリジェント・ナイトビジョンシステムだ。こちらは「パッシブ式暗視装置」と呼ばれる。物体が発熱する熱をとらえる仕組みだ。
センサー技術の向上が安全性の向上に直接、結びつくだけに、地道な技術ではあるが、非常に大切な技術だ。